●テート・ブリテン(TATE BRITAIN)
テート・ブリテンは、1500~2000年のイギリス絵画にかけては、ロンドン1充実していると言われる美術館です。
ターナーTURNERは、イギリス人ご自慢の画家ですが、テート・ブリテンにおける彼の作品コレクションは、必見です。
このコレクションをみるために、遠方から訪れる人もいるくらいです。
かつてはここに、モダン・アートのコレクションがありましたが、現在それらは、2000年5月にテムズ河畔に新しく開かれた、テート・モダンに移りました。
そして従来、テート・ギャラリーと呼ばれていた美術館が、「テート・ブリテン」と名前を変えたのです。
つまり、もともとテート・ギャラリーと呼ばれていた、ひとつの美術館が、テート・ブリテンと、テート・モダンという二つに分割されたといっていいでしょう。
16世紀~19世紀のコレクションをテート・ブリテンが、一方、20世紀以降のコレクションをテート・モダンが担当しているということです。
ターナーの作品に「ヴェニスの太陽」があります。それをご覧になって、「あれ?」とお思いになるかもしれません。
ヴァニスといえば、燦々と太陽が降り注ぐイタリアの町です。しかし、ターナーのこの「ヴェニスの太陽」に描かれた空の暗いこと!
でも、ターナーにしては、他にないほど明るい、思い切った色づかいなのです。
イギリスの、いつもどんよりと曇った、雨が落ちてきそうな空を眺め、そのような空を描くことに慣れていたターナーにとっては、「ヴェニスの太陽」の空も、十分に「まぶしいほど燦々と光り輝く」ものだったのでしょう。