Top >  5 私のおすすめ >  ルーヴルからドラクロワ記念館へ

ルーヴルからドラクロワ記念館へ

パリでは、「美術館フリーパス」を使えば何度でも(また、種類によっては数日間にわたって)パリの美術館や主な史跡を訪れることができます。
そこで、たとえばこんな見方をしてみてはいかがでしょう?

まず、おそらくルーヴル美術館へ訪れる方が多いのではないかと思います。そこで、ひと通り「目玉」となる作品を観ます。
たとえば、そこでロマン主義のドラクロワに何か、心に響くものを感じたとします。
(ルーブ美術館には、ドラクロワの「民衆を率いる女神」がありますからね)。

そこであなたは、考えます。
「日本に帰ってしまったら、もうなかなかこのように名画三昧の時間に浸ることはできないだろう。このドラクロワが自分に訴える"何か"をもっと探究してみよう」
で、あなたはドラクロワについてもっと知ろうと「ドラクロワ記念館」を訪れる、そんな楽しみ方もできるのです。

「ドラクロワ記念館」は、賑やかなサン・ジェルマン大通りのサンジェルマン・デ・プレ教会の裏の小さな広場にある記念館です。
ドラクロワがかつてここにアトリエをもち、現在、そこが記念館として公開されているのです。
19世紀ロマン派の中心的人物だった、ドラクロワにはファンが多いのではないかと思います。

ギリシャ・ローマの古典様式を模範として、理想化された人間像を描いた新古典主義。
それに対して対立して起こった芸術運動が、ドラクロワが代表する「ロマン主義」です。

ドラクロワは、人間の主観、感情の動きを大切にし、形式にとらわれない、個人の自由な創造を重んじました。
「民衆を率いる自由の女神」、「サンダナバールの死」、あるいはジュリコの「メデュース号の筏」などが「ロマン主義」の名作です。

 <  前の記事 現代美術史  |  トップページ  |  次の記事 エルミタージュ美術館  >